無限大の夢をありがとう

８月　１２日（火）

　今月１日から、Ｋくんはお仕事に復帰した。
　ゆっくり静養したためか、病状は落ち着いていて、私としては心配と安心が半々ってところ。
　それで、久しぶりにうれしかったことを記そうと思う。

　Ｋくんから、
　「お誕生日だから、プレゼントに土地を買ってあげたよ」
と突然言われた。

　？？？？？
　と、土地ぃ～！？？

　「うん、　１エーカーの土地」
　「い、いちえーかーぁ？」
　「そうだよ＾＾」

　。。。。。。
　なんとなく、ふと浮かんだ。

　「月の土地・・・？　だったりしてね；＾＾」

　「！！！！。。。。。　そう、月の土地」

　「？？？？！！！！（うっ　ま、まさか）」

　『なんでオレが月の土地買ったって、この人わかったんだろう』
　『なんでわたし　わかっちゃったんだろう』
　そんな感じで、暫し沈黙のまま見合って、互いに笑ってしまった。

　「月の土地」を購入するなんて話、二人の間で出たことは一度も無かった。
　でも、何故だか、真っ先に浮かんだのよね。
　
　不思議なものだわ～
　そして　うれしいな　って思った。
　え？　土地を買ってもらったことが　じゃないよ；＾＾
　「月の土地」をプレゼントしよう、と思ってくれたことと、私がまず初めにそれだとピーン来たこと。
　うん、そこのところ。

　「地球の土地」じゃないところがミソｗ
　だけど、ちゃーんと私がオーナーのエリアの「月の地図」や「権利書」やらがあって、ネットで画像の確認もできる。
　そこに行けなくってもいいんだ。
　地上から見上げる月は、誰のものでもないんだ。
　でも、なんかロマンがあって、夢は無限大に拡がっていく。

　「いつか行けるかなぁ。。。」

　「いや、無理でしょーｗ」

　「でもさ～、ひ孫の時代とかになったら、けっこう基地かなんかの予定地になったりして高騰するかもね」

　「おお、そうだよ、オレもそれ考えてたｗ　小さな土地でも重要な所かもしれないし」

　なんて、やけに現実的な期待で、風流なロマンも色褪せそうな二人だったりして；＾＾
　ま、それでも、思い巡らすだけで、ドキドキワクワクするプレゼントを・・・

　「どうもありがとう」

　誕生日の今日・・・夢の中で、アルテミス、嫦娥、かぐや姫たちと会えるような気がしてきた。

　

　

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