私の英語では愛用PCが初期ノイマン型に ? ! [気ままにessay]
ウチの娘は、学校での英語のいわゆるリーダーの成績はあまり良い方ではありません。
でもオーラルに関しては学校や塾の先生からは、
「発音が良い」
「英会話のコミュニケーション能力に長けている」
「英語という日本語とは異なる言語に対して根本的な理解ができており、センスがある」
と言われます。不思議です。
いえ確かに、文法や構文などをどの程度熟知しているか、と会話によるコミュニケーション能力とは別物だというのは解ります。成績も別項目でつきますし。
それに英会話が苦手でない理由も、幼稚園からの幼馴染みのお友達の(外国の出身の方で5ヶ国語に堪能でいらっしゃる)お母様が、長年教えて下さっていたからだと判っています。
そこで考えたのが、そのお友達と一緒に、彼女のお母様から教えて頂いていなければ、ウチの娘はおそらく英会話も苦手であったろう、ということです。
そして、日本国内の学校教育において、なぜ授業だけでは(あれ程多くの時限数を当てて、またネイティブ・スピーカーであられる先生方に担当して頂いている学校も多いにも拘らず)英会話が自由にスムースにこなせる迄の習得レベルに到らないのか、不思議に感じるとともにもったいなく思えて来るのです。
日本人は、長く他言語に接する機会を逸していたので、外国語習得能力がもう殆ど「民族的遺伝」(こんな言葉は無いでしょうが~;)的に苦手となっているのではないか?などと思ってしまう程です。(あくまで平均的、一般的な高校迄の学校における英語教育の成果を踏まえての話です。)
最近では小学校から英語授業を課すところも出て来ているようですが、それはそれで今一つ「諸手を挙げて賛成」とも思えません。
何でも「早期(前倒し)教育」に頼るのは、人格形成の初期である大切な時期に教授される側とする側双方に余計に負担がかかり、子ども達が将来最も必要とする「人生を生き抜く力」の礎としての人間教育に、じっくりと取り組めなくなる懼れがあるからです。
ただ、焦る気持ちも理解できますけどね・・・。
何しろアジア近隣で見ても、かつて私が仕事上知り合った香港・台湾・韓国のまだ若い方達は皆、大へん流暢な英語を駆使して、取引先の欧米のディーラーと円滑に商談を進めていました。(彼らは、母国語は当然として隣接している国の言語、国際共通語としての英語、商売で必要な日本語とその他もう1ヶ国語くらいは大概話せるのです。)
長きに渡って世界の政治経済の主導権を握っている主要国が英語圏の国である以上、「世界共通の国際語はエスペラント語だ」などと本気で考えている人は、よもやいらっしゃらないですよね。
「日本のビジネスマンは、ずっと学生時代に英語を学んで来たのに、なぜ喋れない人が多いのですか?」
と尋ねられ、説明しましたがうまく伝えられなくて困りました。(日本語の会話でしたのに;)
あの頃からずい分年数が経ちました。当時と比べて、大分日本人の英会話能力もアップしたでしょうか。
「だから英語が喋れないとダメだ。耳に馴染んでおくためには幼い頃から英語教育を施す必要があるのだ。」という話ではありません。
全く英語を喋れなくても、自分の進む道をしっかり歩み生きている人の方が地球上には多いですから。
要は「自分の知恵や技術や才能を生かせる場が国内のみならず世界に拡がった」と考えられるだけで、どれだけ大きな可能性を感じて夢や希望をもてるか、とそこのところなのです。
英語でコミュニケーションがとれることにより、少なくとも職業の選択肢はかなり増えると思います。
(勿論、文化面でも相互理解が深まり、人間関係の拡がりも望めます。)
ですからそのような意味で、「英語は話せないよりは話せた方が良い」のでしょう。
個人の努力に頼り過ぎずに、日常会話程度の「英語によるコミュニケーション能力」が、通常の高校教育迄の過程で身に付くような有用なシステムづくりが必要かも知れません。(せっかくたくさんの時間を費やすのであれば。)
学校によっては、相当研究されてて工夫しているなぁ、と感じるところもありますけど。
日本では徐々に少子化の影響を受けて、大学も全入時代に突入しつつあります。とは言え人気のある大学に合格するのは、やはり難関である現状は続くと予想されます。
そこで入試科目としての英語の受験対策用の勉強を重視しなければ、なかなか希望しているような結果には繋がりません。
それに、将来ビジネスで英語を使いこなすにあたり、会話の内容によっては結局は記憶している単語数、文法などが重要となって来るのでは?とも思えます。
受験生の親としては正直言って、今の時点で英会話が得手不得手かよりも、そちらの方が気になります。(ウチの娘は、特に難関校を志望している訳ではないですが。)
でも「外国語がモノになるかどうかは、知識ではなく、自然に自分の中にその異言語を受け入れられる感覚があるかどうか、に係って来る。」と、外国語に堪能な方達は異口同音にそう仰るので、日本語だけで手一杯の私は、娘には余計なことは言わないようにしよう、と心配ながらもそう思うことにしました。
「もうちょっとリーダーを頑張れば、英語の成績や評定平均値が上がるのに・・・。」
本人に言わないようにして、ここに書きました。(ほんとは、一回だけ言ってしまいましたが;)
まとまりの無い話となってしまいました。
オマケで、日本語でしか会話していない家庭内で「正しい英語の発音」を話し分けて聞き分けるのは難しい、と実感した出来事を・・・。
<昨日の母娘の会話>
キッチンにて炊事中の母に、娘がリビングから声を掛ける
「ママ~、ママのパソコンに入ってるゲームしていい?」
「だめーっ;コントローラー探してからじゃないと、キーが壊れる」
(シューティング・ゲームなので、白熱して来るとバシバシ!ビシバシ!とヒドイことに・・;)
「え~?自分はやってたのにぃ; いいじゃん!」
「ママの“ThinkPad”壊れたら困るもん。自分のパソコンでやれば?」
「・・・・・ねー、前から不思議なんだけどさぁ」
「なーに?」
「このノートパソのどこが真空になってるの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・????????」
「真空管か何か使われてんの?」
「え!?」
母、濡れた手を拭くのもそこそこに娘に駆け寄る ダダダダダダッ
「あ、あなたね、何言ってるの?」
「だから、真空パッドって・・・・?」
「ちょっとー、ぬぁ~に言ってんのぉぉ 真空管、っていつの時代のコンピューターよ。
Thinkよ、T・H・I・N・K!“思考、考える” このノートパソコンの商品名でしょうが~;」
娘、そこで初めてまじまじとロゴを見て
「え?・・・・・あ、ああ~;^^ ThinkPad ね、
そっかぁ あはは!なーんだ、
いつもママが言ってるの、th が θ の発音じゃないからわかんなかった~」
母、これにカチンと来る
「は?何それ。今、私達日本語で話してるんじゃなかったっけ」
「だってぇ、コレ英語じゃん、ママの発音だと真空パッドにしか聞こえないもん」
「こーんな最近のノートパソコンに 真空管が使われていると思うのがおかしい!
英語以前の問題よ」
娘、敵わぬと知りながらも少しムキになる
「発音がヘンなのよ」
「ふーーん・・・じゃあ、普段話してて 『ちょっと、テレビジョン つけて』 とか
『ピエア~ノ を弾く』 なーんて、あなた言ってるわけ?」
娘、一瞬黙り母を見つめ
「あはははっ!何、今の、すっごいヘン過ぎ~ ママってやっぱヘンだよぉ、きゃははは」
なぜか母、娘に大笑いされる
「フフンだ、おかしいのはあなたの方なのに・・・真空パッドの方が絶対ヘンよ!」
母、大人気なく言い返すも、娘があんまり笑うので結局つられて笑う
・・・・・・・。
英会話やリーダーよりも、なんだかもっとたくさん心配なことがありそうで、笑いながらもちょっと不安になった私でした。
後半の親子漫才…いえ親子の会話に大笑いして、前半の日本の英語教育に関する内容への感想がどこかへいっちゃいました~^^
by (2006-04-12 22:16)
いつの時代でも真空管はPCには使われてないと思いますと思ったら使われていたんですねぇ。
そういや昔のテレビは真空管入ってましたね、映るのに何十秒か掛かったような覚えが。
by トム (2006-04-12 22:24)
こんばんわ。
いるんですよ、エスペラント語を世界共通語にという方が。
その思いを熱く語られてびっくりしました。
語学については何もいえない・・・私の英語、訛っているらしいので(^^)
by タックン (2006-04-12 22:31)
>プリンちゃん コメントをありがとうございます^^
も~ねぇ、ほんとに;w こんなことばっかりですよ、母娘で。
英語の会話能力の必要性を感じつつも、
あまりその習得に時間をかけてはもっと大切なことを学ぶ時間がなくなってしまう。
そんな気持ちから、なんとか学校の授業内である程度にならないかなぁ・・
と、つい考えてしまいます。
by パキちゃん (2006-04-13 05:58)
>ホシさん コメントをありがとうございます^^
真空管のテレビをご存知でしたかw^^
コンピューターは最初、大型冷蔵庫を何十台も並べた大きさで、
20000本近い真空管を演算処理のための電子素子として利用して開発されました。
(数年前ケーブルTVのディスカバリーCh.の番組で視て、その巨大さにビックリ!)
娘にはああ言いましたが、一瞬『本当に今は使用されていないでしょうね・・;』
などとちょっとドキドキしたりしましたw
by パキちゃん (2006-04-13 07:45)
>タックンさん おはようございます。nice!&コメントをありがとうございます^^
そうですか~。エスペラント語を推奨なさるお気持ちは解りますけどね;
苦労して新言語を学んで意思の疎通を図ろうとしても、
使える場が非常に限られているのが難点ですよね。
例え訛っていても会話が成立するなら良いですよ!
私は聞き取れるのに喋れません。情けないです;^^
by パキちゃん (2006-04-13 08:11)
外国語は結局 習う・・・より・・・慣れろ、なんでしょうね。
役者と同じで「その人になりきる」・・・・もともと自分が外人のつもりで話す・・・
なんでしょうね。
by お散歩爺 (2006-04-13 09:04)
>旅爺さん nice!&コメントをありがとうございます^^
「慣れ」が最も必要、と私もその通りだと思います。
もともと人類が言語を獲得した動機を考えれば、相手に自分の意思を伝えたい、
相手が何を思っているのか知りたい、との欲求に起因している訳ですから、
常にすぐ傍に「相手」の存在があるのが前提でした。
「相手」と会話しながら慣れていかないと、やはり難しいのでしょうね。
英会話のCD大量に持っていますが、別の方法で再挑戦してみようか・・と考えていますw
by パキちゃん (2006-04-13 09:50)
>プリンちゃん nice!をありがとうございます^^
by パキちゃん (2006-04-15 09:08)