<花に想う>青い花~ブローディア再び [Flower&My Garden]
先日、ブローディアをお気に召された方が多かったようでしたので、(その割には花茎の様子などが判りにくい写真でしたので)再び取り上げます。
このような感じで茎から多方向に花がつきます。
一つ一つの花は地味めですが、集まると綺麗です。
庭の所々にポイントとして地植え、またはプランターを配置してアクセントにします。(花の後方の葉はスイセンです。)
爽やかなSlateBlueの濃淡が風に優しく揺れます。
最初に球根を植え付ける時に元肥を施して土に腐葉土やバーミキュライトをすき込み、化成肥料をパラパラ撒いておけばそのまま数年は美しい花を咲かせてくれます。
本来は2~3年経ったら植え替えをするのが理想でしょうが、もっと長く植えっぱなしにする場合は定期的に適量の液肥をあげた方が良いと思います。
地中で球根が増えて来たら、分けて増やすのも楽しみですよね^^
「また今年もブローディアが咲く季節になったわね。」
「え?あぁ、あの青い花ね。どれどれ?ほんと!綺麗な色だよね。」
「小学校で購入したのよ、あれ。覚えてる?」
「だってママ毎年そればっかり言ってるから、忘れる暇ないでしょw」
「そっか~w」
なんて親子の会話も、1年コッキリでとんと咲かなくなる花では成り立ちませんからね。
学校販売では、子どもでも育てやすくて(結局私がやることになるとは判っていましたが;)、病害虫への耐性が強くて花つきが良い、そして何年間も思い出とともに楽しめるような球根種をメインに購入しました。
ブローディアのことはそれまで知らなかったのですが、カタログの写真に惹かれて申し込んで良かった、と思います。
次はやはり前々回に、「ちょっと変わったイエロー系のカサブランカ」とご紹介したユリの様子を^^
3日前、蕾が開き始めました。
そして一昨日、とてもエレガントに咲きました。
咲いて分かりました。
これが、「ちょっと変わったイエロー系のカサブランカ」では無かったことに;
これは「クリームイエローのカサブランカ」でした。
(では、あの「ちょっと変わった・・」色のコは一体どこに?まだ蕾のユリがあるので、その中のどれかの筈なのですが;
いずれにしても、使用しているカメラでその微妙な色の違いが写し撮れるかどうか、少し疑問に思えて来ました。)
とにかく、夜から大雨になるとの予報でしたので、地植えのこのコは避難させようが無く、急いで写真に収めました。
おそらく次にご紹介できるユリは、テッポウユリになると思います。
「私はちょっと変わったコじゃないのよ~」
最後は、キラキラ星のヒメレンゲ(別名:コマンネンソウ)のアップを^^
<花に想う>新天地を求めて [Flower&My Garden]
─取りつく─
蔦(つた)が伸びていきます。
まるで目で見ているかのように、近くの何かに向かって伸びていきます。
「ちょっと失礼しますよ 摑まらせて下さいね」
愛想良さげにそう言いながら取りついて
あれよあれよの間に根を下ろし
いつの間にやら覆い尽くす・・・・
─絡みつく─
蔓(かずら)が纏わりついています。
まるで相手の自由を奪うように、がんじがらめにしています。
「愛しくてたまらない」
とでも言いたげに絡みつく、絡みつく
それも全ては自分のため
さんざん束縛して利用して
さっさと次へ乗り移る・・・・
─彷徨う─
「風さん、風さん、どうぞわたしと手をつないでください」
「お日様、お日様、あなたのところへ行きたいの」
─新天地開拓─
大地への上陸成功。
そして勢力拡大の輝かしい第一歩を踏み出した。
─意地─
モノクロームの梅雨空の下にあり、
我こそは、と太陽の光を想起させるような黄色いユリが咲き開きました。
何年か前に買ったカサブランカの球根のおまけのユリ。
本命は大事に鉢植えにされて、おまけはそこら辺りに適当に地植えに。
おまけにだって意地がありました。
もう蕾がつかないカサブランカの鉢の横で、今年も見事な意地の花を咲かせています。
美しく、潔く。
<花に想う>6月の庭~ブローディア [Flower&My Garden]
私が大好きな花─ ブローディア
ブローディアエアともヒメアガパンサスともいい、ユリ科の球根種です。
花言葉は「淡い恋」。(そういう雰囲気があります、この花には^^)
雨が続く庭にあって一服の清涼剤のような、爽やかな花の色とすっきり飾り気の無い姿です。
娘が小学校の低学年の頃に(いつもの)学校販売で購入しました。
以来10年くらい、ずーっと植えっぱなし。
それでも万が一消滅したら困るので一部は毎年別に植え替えますが、この写真は元のままのプランターのものです。
花芽が伸びて来る6月より前までに、液肥や粒状の化成肥料を与えています。
ビジョヤナギ
オトギリソウ科で、花言葉は「気高さ」。
遠景でも映える黄色です。
(光線の具合でしょうか、全体の写真は少し山吹色掛かった感じに撮れてしまいました。上のアップの方が実物の色に近いです。)
ビジョヤナギ(美女柳)は、ビオウヤナギ、ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳)の名で呼ばれることの方が多いですが、私は母から教わったこちらで呼んでいます。
何やら曰くありげな名前ですね。
これは中国は唐の時代の詩人白楽天が、稀代の美女楊貴妃を謳った「長恨歌」の一節、
「太液芙蓉未央柳 芙蓉如面柳如眉」からつけられたそうです。
この場合の「未央柳」とは未央宮に植えられた枝垂れ柳のことで、楊貴妃の美しい眉を言い表しています。そこから転じて、葉が柳と似ていて美しい花が咲くことからの連想で、この名が付けられたようです。
ドクダミ 真っ白な花びらと紫がかった深緑の葉が涼しげ。
ヒメレンゲ(別名:コマンネンソウ) 渓谷などに生える野草。
庭の半日陰に自生(?)しています。これも植木屋さんの土とともに種が運ばれて来たのでしょうか・・・。レモン・イエローの小花が、キラキラ星が咲いたようで可愛い^^
ナンテン 円錐花序を成して咲く小さな花。
花言葉は「機知に富む」「福をなす」「良い家庭」。
松尾芭蕉と同じ時期の俳人、横井也有(やゆう)が
「南天や米こぼしたる花のはて」
の一句を残したように、小さな白い米粒がばら撒かれた如くに花が散ります。
余談ですが、「南天の実」は冬の季語ですが、「南天の花」は夏の季語です。
次は、現時点で大部ふくらんで来た、楽しみなユリの蕾を3種。
ちょっと変わったイエロー系のカサブランカ
これぞ黄色!という色とオレンジ色のユリ (かなり派手;)
清楚なテッポウユリ
球根の植え付けが遅れたので、我が家の純白のカサブランカはまだまだ蕾が小さいです。また、いずれご紹介致しますね^^;
ラズベリー 順番に実が熟して来ました。
キジバト
いつもカップルで仲睦まじくしていたのに、どうしたのでしょう。。。。
ずっと一羽で、写真を撮っている私の方を(寂しげに)眺めていました。
もう一羽が事故などに遭っていないことを祈ります。
最後の写真は、「愛のきずな」「献身的な愛」「友愛」が花言葉のスイカズラ。
絡み合っている蔓からの花言葉なのでしょうか。
この花言葉をもつスイカズラが、キジバトの願いを叶えてくれますように。。。
梅雨の前の庭の花 [Flower&My Garden]
もう、梅雨入り間近です。
「5月の途中から、本当はもう梅雨だった」なんてこと、後になって発表されそうな気候が続いていますが、だからでしょうか、たまに良いお天気が続くとお日様のありがたみが身にしみます。
さつき
こういう陽気の時は、花が終わった後の花がら摘みを怠ると、病変の原因になったりするので、「水撒きしなくていいや~」とそうそう楽に構えてもいられません。
有り余る水分を充分に吸って、ワサワサと伸び育って来る雑草も・・・;
ゼラニュームは丈夫で育てやすい花です
ゼラニューム(アメリカーナ)
↑これだけ固有の名前が判っています。
もう1種ゼラニュームと向こうはラベンダー
日向ぼっこするカナヘビ
カメラを向けたところ、「邪魔するなよ~」と睨まれてしまいました;
やっとお日様が照って、ムスカリの葉の上の特等席で甲羅干しをしている最中です。
動きたくないのでしょうね^^
ラズベリー
この実を狙っている鳥や虫は多くて、競争率は高いです。
頑張ります。
でも、ちょっとは残しておいてあげます。
ワイルド・ストロベリー
庭のあちこちや、いろんなプランターで他の花の間に顔を覗かせています。
何年か前にこれでジャムを作りましたが、今ひとつで。。。
もっぱら我が家では観賞用です。どなたか美味しい加工の仕方をご存知でしたらお教え下さい。
(無理矢理食さなくとも良いのですけれど、なんとなく。・・・食べられるのですよね?コレ;)
ダリア
これはつい最近、色が奇麗だったので咲いているのを購入したものです。
雨が続くようになる前に、大きめの鉢に植え替えようと思っています。
4日前に、この庭でアオスジアゲハを見かけました。
アオスジアゲハの幼虫はクスノキを食性とし、我が家のクスノキでも毎年多くが羽化して飛び立ちます。
早ければ5月の初旬、平年でも5月中旬には見かけるのですが、「今年は遅いなぁ;」と心配していました。
本来羽化する時期に気温が上がらず雨が続いたせいでしょうか。
もしかしたらたまたまウチだけのことかも知れませんが、気象の異常さが感じられます。
アオスジアゲハはとても速く飛翔します。写真に撮りたくても、撮れる距離でじっと止まってくれていることはなかなかありません。(撮れない言い訳?^^;)
見るからにスピード感のあるその翅は、黒地に涼やかな水色の模様が入っており、空の「蝶の道」では高いところを翔ぶ種類の一つで、「我が家の庭の初夏の使者」として毎年会えるのを楽しみにしている蝶です。
これからが梅雨本番を迎えるにしても、少しずつ、夏に近づいている今日この頃です。
<花に想う>Green Rose ‘Jade’ [Flower&My Garden]
ジェイド
淡いイエロー・グリーンのバラ。お花屋さんで買いました。
(レタスみたい; と思われたそこのあなた、決してご自分のセンスに苦笑なさることはございません。それはひとえに私の写真撮影の腕の至らなさがお誘いしたイマジネーションであって・・・かく言う私自身も。。。^^;)
花言葉は判りません。
緑系のバラの殆どが白から作られていることから、白バラの「私はあなたにふさわしい」「純潔」「尊敬」をご参考までに。
また、その名のジェイド=翡翠の石言葉は「高貴」「豊穣」「有徳」だそうですから、これらをブレンドしたイメージでこのバラを見つめてあげて下さい。
バイオ・テクノロジーの発達のおかげでしょうか。新種や新色の花が次々と開発されています。
「有り得ない」を意味する例えとされる Blue Rose 青いバラでさえも、もうあと少しで誕生させることができるようです。
私は子どもの頃思ったものです。
『いつか、真っ青な空の色したバラを見てみたい』
と。あの頃思い描いていたのとは、ちょっと違った形でその願いは叶えられそうですが。
─ きっと誰も足を踏み入れたことのない深い深い森の奥に、
空のかけらが落っこちてそこに留まったかのような美しい青いバラが一面に ─
なんでも叶うのは、嬉しいことではないのですね。
そうそう、今回は Green Rose についてでした;
私は取りあえず単品でごくシンプルに花瓶に挿すだけにしましたが、正直言って、この色の良さが生かせていないと思います。
これは、他のクリーム・イエロー系やオレンジ系、或いはブラック・ティー系統の色の花と組み合わせた方が、洒落た大人っぽい雰囲気になるでしょう。
今は天国で暮らしているネコのミミのために、いつものようにハズが見つくろって買ったバラ。
たくさん買い過ぎたので、残りは見合う花を足してアレンジメントでも作ってみようかしら・・・。
<花に想う>蔓バラは雨の合間の束の間に [Flower&My Garden]
雨の合間の束の間に 今この時と 蔓バラが咲いた
やさしく、淡く あくまでやさしく
強い日差しには ともすれば薄れがちになる色も
こんな憂鬱な空のもとでは そのやさしさに気づかずにはいられない
慰めてくれるかのように
やさしくない私に やさしさを分け与えるかのように
細枝が 繊細な手でいざなうように こちらに向かって揺れていた
(蔓バラ:ロサ オドラータ )
雨が多い5月の庭にも 花が咲き続ける
光を求めるように? (ユリオプス・デージー)
空の青さを忘れないために? (ベル・フラワー、ゼラニューム)
いえ、今が咲く時だから 咲く 唯それだけ
(ガーベラ、ワイルド・ストロベリー)
花は、私にとって心のありようを映し出してくれる鏡のようなものです。
手で触れることはかなわなくとも、確かにそこに存在するであろう心あるいは意識というもの・・・。
花を見つめているつもりが、いつの間にか自分の内なるものを見つめている
咲く花の一つ一つにその思いが宿る
そうして花そのものは 思いを受けとめて包み込んだまま
やがて散り、枯れ朽ちて、最後は土に還り無に帰す
さりとて、花は感傷では咲かず。
要は、こちらの思いなど他所に淡々と美しく咲いては散りゆくその姿に心惹かれる、
とでも言いましょうか・・・。
この天候が続くようですと、夏から秋にかけて咲く花たち、お世話が難しそうです。
曇り空だけど・・さくらんぼ♪ [Flower&My Garden]
娘が小学校5年生の時に、「サ○タのタネ」の学校販売で購入した「さくらんぼの木」の苗。(品種名、タグに書かれていたのにいつの間にかちぎれて無くなってて現在不明。)ただ、『とっても甘い優良品種』と記されていたのは覚えていますが・・・。
一昨年あたりから実らしきものが生り始め、去年は「さくらんぼ!」と認識できるほどの生り具合になったのですが、ヒヨドリに先を越されてしまいました;
ハナアブさんの頑張りで今年も実ができ、(今はまだごく少量ですが)色づいて来ました^^
袋をかけるべきなのか、この5月の日照時間の短さから、ただ今考え中です。
これは昨日22日の様子。
なぜか1個ずつ;(栄養不足?)
これが23日、今朝の様子。
美味しそうな色になって来ました。これは今日、娘に食べさせてあげます。
学校から大へんな思いをして苗を持ち帰って来たのですから、ネ。
(さくらんぼ食べたい一心でw)
去年ナスの苗をプランターで育てて、収穫しては料理に利用して楽しみました。
冬になり、枯れてしまえば普通は引き抜いておしまいなのですが、たまたまそのまま放置してしまい・・・・。
先日気づけばこの状態に。(写真は昨日撮影)
去年の茎(もう枝状;)の根元近くから。
若葉が出て、花まで咲いていました。
生命力の強さにビックリです。
全然世話してもらえず、露地で越冬しちゃったナス。さすがに実は無理かも、ですね~;
なんですか、鶏の腰骨らしきものがポンと置かれています。
私が置いたわけではありません。
おそらく、カラスの落とし物でしょう。
「越冬したナスの花と鶏の腰骨」・・・こんな取り合わせ、なかなか見かけないかなー、と「しょうもな~^^;」なんて思いつつアップしちゃいました。
今日はこれから高3生の保護者会に行って来ます。
娘は中間試験の真っ只中。
さくらんぼさん、どうか無事でいて下さい。
<花に想う>夢見るシャクヤク [Flower&My Garden]
シャクヤク
昨日の雨の中、ほんの束の間小止みになった時、待っていたシャクヤクが咲きました。
今日もあまり良いお天気ではないですが、ちょっと晴れ間が見えたので、急いで撮影しました。
実物の色がなかなか写し撮れていなくて、腕の拙さを実感しています。
でも、優しげで綺麗で美味しそうな色合いだ、というのはなんとなく想像して頂けるのでは・・?^^
日差しがある所を求めてプランターを移動したところ、こんなに雑草だらけで芝が伸びきったスペースでの撮影になってしまいました。(ちょっと恥ずかしい;)
それでも敢えて載せたのは、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」との言われようの如く、スラッとしたシャクヤクの立ち姿をご覧頂きたかったからです。
アップで見ると、芯の辺りの微妙な色彩が判りやすいと思います。
似たような写真ばかりになってしまいますが、日差しが明るくなった時のもどうぞ。
シャクヤクはボタン科の多年草で、漢字では「芍薬」と表すように、その根には古くから鎮痛・消炎、その他の薬効があるのを知られていました。漢方薬の中でも代表的な生薬です。(中国では、確か薬のことを「芍」と表記するように記憶してますが。)
学名に含まれるペオニア(Paeonia)は、ギリシャ神話の「医薬」の神パイオン(Paeon)から名付けられたということで、西洋でも同様に薬効が認められていたことが解ります。(そうそう、そう言えばこのシャクヤクは「サンド・ペオニア」との名称だったように思い出しました。)
花言葉は、「内気」「はにかみ」「素直な性格」。。。。。
(・・・らしくないかしら・・・ま、綺麗なものは綺麗、好きなものは好きだから;w)
ちょっとはにかんだ微笑みを浮かべた、花の精の面影を垣間見た気にさせるシャクヤクの花のご紹介でした。
─【追記】─ 2007年4月20日付けの記事もよろしければどうぞ。
タイトル: <花に想う>シャクヤク~今のところ順調です
アドレス: http://blog.so-net.ne.jp/pakipakiaugustmoon/2007-04-20
2007年4月22日
2007年5月19日の開花の様子はこちらです。
アドレス: http://blog.so-net.ne.jp/pakipakiaugustmoon/2007-05-21
2007年5月22日
さて、似た名前でも、全く別種のこちらは木です。(以前も載せたことがありますが。)
シャクナゲ(石楠花)
次は、植え付けるのをうっかり忘れており、4月上旬に慌てて球根を植えたチューリップです。(ゴメンね~;とつぶやきながら植えました。)
八重の変わり咲きで、かわいい花です。
咲いてくれて良かった!
チューリップ
以上、今回はシャクヤクを始め、「甘い夢」テイストのピンク系の花でまとめてみました。
大好きなラズベリー(今年も収穫できるといいな^^)
<花に想う>バラ [Flower&My Garden]
先日のバラの蕾が開きました。
連休明けの昨日は、日曜日の雨模様から少しお天気が良くなるのかと思ったのですが、あいにくまた降り始めました。
そういう訳で少々光量不足ですが、そのまま載せます。
前回「薄紫がかったシックなピンクのバラ」とご紹介したもの
私はこのバラがとても好きです。
例えば「バラ園」などに咲いていたならば、他の目にも鮮やかな色のバラたちの陰できっと目立たないのではないか、と思えるかも知れません。
でも優しげで美しく、どこか憂いを含むモーヴ系の色が醸し出すその表情は限りなく魅力的です。
咲き開いてから半日も経つと褪色が始まるので、今にも泣き出しそうな空のもとでも撮影してみました。
元々挿し木で育てているので何年もつかなぁ・・・との感じですが、こうしてこのブログを訪れて下さる方々にも見て頂けたなら、このバラも今この時美しく咲いた甲斐がある、というものです。
真紅のバラ
前回載せた花言葉の他に、「情熱」もあります。
ビゼーの歌劇「カルメン」の主人公、情熱的な女性の代名詞のようなカルメンに似合いそうなバラでしょう。
一輪咲きの「ハイブリッド・ティー」タイプで花茎もしっかりとしているにもかかわらず、それでも少し撓る程のボリューム感がある大輪です。
私が知る限りでももう17年以上、こうして「これぞバラ!」といった花を毎年見せてくれています。
黄色いバラ
これは咲いてからだいぶ時間が経ったように見えますが、実は前日に咲いたものです。
「剣弁高芯型」の花の型なのでしょうね。
夕方の薄闇の中でも、ポッカリと浮き出て見える柔らかい明るめの黄色です。
もう少し日差しがあった方がこの色は美しいので、また後日撮るつもりです。
バラは品種改良が多岐に渡っており、様々な種類が出回っています。
本当はちゃんとそれぞれに名称が付けられているのですが、いつも「ウチの赤いバラ」だの「ウチの黄色いバラ」なんて呼び方で済ませてしまっています。(どこかに名前を書いたメモがあったはずなのですが・・・;)
でも、バラたちには名前があろうと無かろうと、さしたる問題ではないのでしょう。
名前を追いかけられるよりは、ただ咲かせた花そのものに目を留めてもらい「ああ、綺麗だね」と言ってもらえた方が、きっと幸せに感じるのではないかと思います。
かわいいハーブのローズ・ゼラニュームも咲きました。
葉や花を、型抜きしたクッキーの生地に貼り付けてオーブンで焼いて頂いたりします。
とてもいい香りがします。
例の芍薬の蕾です。
まんべんなく日光を当てるために毎日プランターの向きを変えるので、定点での撮影ではないのですが、だいぶ膨らんで来たのがわかります。
「あ~楽しみぃ^^」
<花に想う>バラの蕾 [Flower&My Garden]
バラが咲き始める季節になりました。
ここ数年、バラを挿し木で育てるのが楽しみになっています。
贈られたものや購入した切り花で、新芽が出るところを薬品処理していなさそうな部分を含む、なるべく元に近い茎を2~30cm.切り取ります。
後は発根を促進する薬品を塗って、培養土に挿して水遣りに気をつけるだけです。
このように。
3月25日撮影
順調に育って、うまくいけばこうして花が咲きます。(ここからは今朝撮影した写真です)
薄紫がかったシックなピンクのこのバラは、一昨年友人の息子さんから、通っている農業高校で成育して美しく咲かせたものをプレゼントされたのが嬉しくて、花束の中の1本を挿し木して育てました。
去年も次々と花をつけて、楽しませてくれました。
これはまだ咲き始めですが、完全に開いたところもまた撮影しようと思います。
花を贈られるのは好きです。
その花を見るたびに、相手が女性の場合は贈って下さるその方の気持ちをありがたく思い出します。
男性(少年も含む^^)だったら・・・・気持ちも勿論ですが、むしろ渡そうとしている時の表情・・?
いずれにしても、特にバラを贈って下さった方のことは忘れません w
花々の中で格別好きという訳ではないのですが、思い出とともに記憶の中で美しく咲いているのはバラであることが多いように感じます。
その他のバラも、蕾がふくらんで来ています。
真紅のバラで大輪です。
花言葉は「愛」「美」。
このバラも大輪です。
黄色のバラの花言葉は「薄らぐ愛情」「嫉妬」だそうです。
(日陰で自然光で撮ったら;)
これは2m.以上の丈があり、つい先日すでに満開になっているのを購入したものです。(初めてじゃないかしら。。。苗木で手に入れることはあっても、鉢物で生育しきったバラを購入したのは。)
バラは消毒が欠かせないのが少し難点ですが、なんとかそれも必要最低限に抑えて小まめに手を掛けて育てています。
美しく花が咲いてくれると、「ああ、良かった~^^」と時間を忘れて飽かず眺めては一人悦に入っている、とそのような感じです。
あとバラではないですが、ハーブのローズ・ゼラニュームもかわいい花を咲かせるので心待ちにしています。
これも挿し木でどんどん増えます。
ユリも芽が出てきました。
今のところ一番の楽しみは、前回の記事の最後に写真を載せた芍薬です。
咲き揃ったバラとともに、また今度ご紹介しますネ^^
これから出掛ける予定なのですが、明日まで強風など吹き荒れる天気にならなければいいなぁ、と思っています。
オダマキ