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熊本地震から一週間を経て [気ままにessay]

まず、熊本地震及び関連する災害の被害、心よりお見舞い申し上げます。
被災された皆様が、一日でも早く平穏な生活に戻られますようお祈り申し上げます。

九州には親戚も多いため(主に長崎、福岡、大分ですが)、他人事とも思えず心落ち着かぬ一週間でした。
まだ余震が続いており、災害の全容もまだはっきりせず何も終息していない中、過去形での表現はおかしいと思いますが・・・

自分ではこれまで意識していませんでしたが、東日本大震災のトラウマ的な何かがあったのでしょうか。
(3.11に起因して、あまりにも大きな変化が私と家族の生活や人生に生じ、激しいストレスに曝されました。)
熊本地震直後から気分が塞ぎ、仕事以外のことに気も手も回らず、ただただベッドで横になっていたいという状態でした。
変だな、私ってこんな弱かったっけ。。。
今現在、被災している人達の苦しみや悲しみを想うと、罪悪感さえ感じました。

どんどんマイナー思考に陥り「これではいけない」と考え始めた時、ふと心に浮かんだのが・・・
『天と地のレクイエム』。
以前ネットで見掛けた、フィギュアスケートの羽生結弦選手の演技です。
プログラム使用曲は、『東日本大震災 鎮魂曲 「3.11」』。

苦しみや悲しみを受け入れ、鎮魂した先に希望の光を見出す。
この過程なくして、一歩前に踏み出すことはできません。
その過程を全身全霊で表現する、羽生選手の演技が印象に残っていました。

一昨日から何度も動画をリプレイして見るうちに、自分でも正直(羽生選手に失礼ではありますが)「こんなことで?」と思いましたが、心が震え、涙で洗われ、やがて穏やかになっていくのが分かりました。
言葉にするのが難しいですけども。

そして漸く今日、何か自分にできる支援をと、遅ればせながら義援金を日赤に送金することができました。
あまりにも些少な私事で、このように記すのもおこがましく気後れもします。
でも、一人でも多くの者が、被災された方々に心を寄せていると声を上げることは、無意味ではないと信じています。
束ねられた思いは、立ち上がる時の支えに、一歩を踏み出す時の後押しになれるかも知れません。



もしよろしければ、ご覧下さい。
      ↓
羽生選手の『天と地のレクイエム』 (EX 2016 World Championship Boston ) の動画です。

アカウントをお持ちなら、画質は落ちますが心のこもった解説のイタリアRaiSport実況はこちら




<花に想う>今年もボタンが咲きそうです [Flower&My Garden]

以前と比べると、植え込み程度になってしまった My Garden 。
新しく植えたものもありますが、残すことができた植木や花には、やはり愛着があるものです。

このボタンも、そう。
蕾が膨らんで来ました。
昨日から急に寒さが戻ったので、少し足踏み状態かな~

paki20160412botan.jpg

このコは、以前プランターで育てていたのですが、今は地植えにしています。
台風や雪の日に避難させてあげられなくなったので心配でしたが、さすが「木」ですね。
けっこう丈夫です。

そうなんですね、ボタンは木なのですよ。
でも、木に咲く花にしては・・・大きいよね;

ボタンは中国原産の落葉小低木。
中国では古くから、その根の薬用目的で栽培されていました。
唐から宋の時代にかけて、花を鑑賞する愛好家がたいへん増えたそうです。
ボタンを愛でなきゃ恥、と言わんばかりの流行りっぷりだったらしいですよ。

きっと、品種改良も重ねられたことでしょうね。
元々も大輪の部類ではあったのでしょうが、品種改良の結果。。。と述べたくていろいろ調べましたが、はっきりとは分かりませんでした。
原種と思われている野生種のいくつかの中に、花径5㎝ほどというものがあったのですが、これだけでは何とも言えません。
他の原種候補のものが、大輪かも知れないですから。
また時間がある折にでも、ゆっくり調べてみます。

ボタン、咲いたらまたUPしますね。


 

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気怠い春の一日桜を愛でる [気ままにessay]

私は子どもの頃から、春が苦手。
ただただ気怠い。
春先からはずっと、アレルギー体質に起因する、様々な体調不良に悩まされる毎日です。

昨日、偏頭痛が出かかったはっきりしない頭のまま、私の実家の家族とお墓参りに行きました。
過去にもこのブログで何度か取り上げた、冨士霊園です。

桜が満開でした。
いつも思いますが、極楽浄土へ続く道はかくあらんとばかりの、視界の限りに続く花霞。
そして、いつの間にか自分も、その霞の中に溶けてしまう幽けき存在となるような錯覚。
死者と生者との境界線が曖昧になるような感覚・・・

別にオカルト系でもスピリチュアル系でもないですがw
今年も桜たちに、亡き人たちへ思いを馳せ、語りかける心の境地へといざなってもらいました。
曖昧模糊とした気怠さが、何か感応しやすい素地になってるのかも。。。
とかね。

paki20160410sakura2.jpg

携帯電話のカメラでの遠景撮影なのであまりキレイに撮れませんでしたが、雰囲気だけでも。

ぼんやりしてたら、Kくん(夫です)が「こっちこっち」と呼びます。
行ってみると、地面を指さして「ほら、いるよ」と。
しゃがんで見るとちっちゃな蝶々が。

paki20160410benisijimi.jpg

「ベニシジミだよ」(^o^)
うん、知ってる。
ずい分前に教えてくれたよね、覚えてるよ^^

あんまり、てか、殆ど動きません。
でも、羽化したてという翅の色艶でもなかった。
「がおってんなー」(彼のルーツの方言で、弱ってるの意。)
「そなのかな、ダルイだけじゃね?」

ベニシジミは幼虫で越冬し、早春に成虫となります。
春を告げる使者ですね。
そう言えば、蝶はあの世からの使者とも。

小さな体でせっせと生きて、短い命だけど、きっと充実してるんだろうなぁ
もしも、寿命が尽きようとしているのならば、満開の桜の下でとは・・・
そう、前回の記事に少々関連するのですが、まさに父の理想のシチュエーション。
「俺はベニシジミになりたい!」と羨ましがりそうです。

見渡す限り桜、桜、桜。
昨日一日、気怠い春を満喫しました。


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気になって気になって起きられない [気ままにessay]

先ほどいきなり父が訪ねて来ました。
まあ、遠方からではなく隣からなので、そこは驚くところではないのですが・・・

玄関を開けるなり、
「春死ぬ!春死ぬ!春死なん!」
と言う。

「はあ~?」

なんでしょ、こりゃ いよいよボケたかな?(@_@;)
焦りましたよホント。

で、つっかかり引っかかり、漸く説明したところによると、父が私に誰が詠んだか訊いたことがある歌のことだとな。
そして、
「それがどうしても思い出せないのだ!早くまた教えてくれぃ」
とのたまふ。

「そんなこと私訊かれたっけか… いつ頃のこと?」
「この前だよ」
「(知らん) この前って、どれくらい前よ」
「5、6年前」
「・・・・」

はいはい、もうさっきのことも10年前のことも「この前」で一括り。
いや、でも確かにそんなことがあったような気がしないこともない。。。。

そこでまた、私の思考をぶった切る
「花の下!!」
との父の声。

「!! うん、そんなことあったね!」
至近距離にも関わらず、互いに大声。
熱血親子というわけではないです。父の耳が遠いため。

「分かった! 願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ 西行っ」
「え~?」
「西行!!」
「なに~?!」

いや、喉痛いし偏頭痛出てるのに頭に響くよ。
急いでメモを取って来て書きました。
それを見た父は破顔一笑。
「これだ、これだ! この歌だぁ」ヽ(*>∇<)ノ

はぁ~ 良かった、話し通じて思い出せて。
「ありがと、ありがと」
と嬉しそうに走り書きのメモを握りしめて、父が帰ろうとした時に言ったのがタイトル。
「いやー、俺 もう気になって気になって起きられなかったんだよ」
ですと。

夢か現か、時さえも超越した幸せの境地にだんだんと近づいている父の後ろ姿に
『いつまでも長生きしてほしい』
と思った私でした。


20160408sakura.jpg







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<花に想う>紅梅・白梅・源平枝垂れ梅 ~2010年2月の庭 [Flower&My Garden]

花が少ない今の庭ですが、今月撮影したものをご紹介します。
他所でUPしたものも一部含みますが、「花」の画像はやはりココに置いておきたいかな。。。と。

今回は梅3種。
ウメは、バラ科サクラ属、落葉高木です。
では、まずは「紅梅」から。

pakipaki_2010.02.22.a.jpg
 
以前の記事で「生き返った」と喜んだ例のコです。
て言うか、その記事にリンクを貼るために今調べて、もう4年も前だったことにオドロキ!
あれ以来、毎年花の数が増えています。
ウレシイな~^^
花弁のみならず、花糸までもが深紅で美しい。
この紅梅は、植木職人さんから「これは大事にしなさいよ」と言われた代物なのですが・・・。
どう大事にして良いのかいまひとつ分からぬままに、基本的なお世話をしています。

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蜜柑 [気ままにessay]

この冬も、隣の実家の門脇に植えられた蜜柑が生りました。
元々鉢植えで観賞用に置いていたものを、地植えにした途端にすくすくと成長し、大き目の実をつけるようになりました。

mikan_2009.12.27.jpg

数年前の暮れの、早朝のことです。
件の門の辺りから、母の
「あっ!  誰がこんなことを!!・・・・」
という叫び声が聞こえて来ました。

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タグ:蜜柑 ミカン
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コピペは便利だけど・・・ [気ままにessay]

大学生の提出レポートなどで、インターネット上に掲載されている文章を「コピペ」したものかどうか自動で判別するソフトを、金沢工業大学大学院のS教授と東京のソフト会社が共同で開発したと、昨日朝のNHKのニュースで取り上げていました。
「コピペ」も便利だけど、そのソフトもまた便利なものですね!^^;

殆どが「コピペ」で成り立っているレポートや論文を提出するのは、もちろん学業を修めるとかいう見地からは言わずもがな、何よりも人真似で済ませてしまう己に対して自嘲することすらも忘れ去る、「プライド」とか「矜持」とか「アイデンティティー」に対する意識の欠如を招くようで、やめた方がよいです。

たくさんのサイトを閲覧して、いろいろな知識を吸収したり意見や見解に触れるのは、とても楽しいし有意義なことも多くあります。
でも、それはあくまでもデータとして認識すべき。
それらの情報は、自分の思索を深め、発展させるために利用する範疇のもの。

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「白夜行」~東野圭吾の傑作と名高い作品を読む [孤読な時間の友(書籍)]

 「白夜」と聞いて、あなたはどのようなイメージをもちますか?

 美しい、幻想的、不思議、・・・・いろいろ浮かぶと思いますが。。。
 でも、私にとってその言葉がもたらすイメージは、「重苦しい」「不安」「孤独」などの負のそれから始まり、かなりベクトルが移行した終わりの方で、せいぜい「非現実」「幻」「薄明かり」のような、まあ一般的な「白夜」のイメージで落ち着く感じです。
 これ(=負のイメージが先立つこと)には、思い当たるフシがあります。
 ひとつは、子どもの頃、北欧を旅した両親が帰国後に、「白夜だと夜中でも子どもが外で遊んでいるし、昼夜の感覚が麻痺した妙な感じになる」と話すのを聞いて、『夜ゆっくりと眠れないなんて怖ろしいことだ』と直感的に思ったこと。
 あともうひとつ、中学生の頃に読んだ五木寛之の「白夜物語」。
 これらの影響が多分にあるように思います。

 前フリが長くなりました。
 

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打たれ強く、しなやかに [気ままにessay]

さて、・・・・・・・・

(^・^) 冒頭で「さて」はないでしょーw

あまりにも久しぶりのソネブロで、何から記してよいものか戸惑ってしまいました。
ご挨拶から入るとまた長くなるので、今回の話に直行しますm(_ _)m

娘も今年成人し、本来ですと、子育ても一応終えた夫婦二人が、ちょっとゆったりした気分で過ごせるものなのでしょうが・・・、現実は甘くありません。


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人の命を思うことは。。。 [気ままにessay]

 先日、祖父母の三十三回忌の法要を、二人が亡くなった当時からお世話になっている上正寺というお寺さんにおいて、集まれる親族で営みました。
 祖父母は同じ年に亡くなったわけではありませんが、祖母は祖父の後を追うように1年後に逝ってしまったので本人達も一緒がいいだろうということと、九州から出掛けて来る親戚のことも考えてそのようにしました。
 もう、そんなに年月を経たのか・・・
 「光陰矢の如し」とは、まさに云い得て妙なる言葉ですね。

IMG_0028.JPG-庭の牡丹2009.04.17.JPG

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