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気怠い春の一日桜を愛でる [気ままにessay]

私は子どもの頃から、春が苦手。
ただただ気怠い。
春先からはずっと、アレルギー体質に起因する、様々な体調不良に悩まされる毎日です。

昨日、偏頭痛が出かかったはっきりしない頭のまま、私の実家の家族とお墓参りに行きました。
過去にもこのブログで何度か取り上げた、冨士霊園です。

桜が満開でした。
いつも思いますが、極楽浄土へ続く道はかくあらんとばかりの、視界の限りに続く花霞。
そして、いつの間にか自分も、その霞の中に溶けてしまう幽けき存在となるような錯覚。
死者と生者との境界線が曖昧になるような感覚・・・

別にオカルト系でもスピリチュアル系でもないですがw
今年も桜たちに、亡き人たちへ思いを馳せ、語りかける心の境地へといざなってもらいました。
曖昧模糊とした気怠さが、何か感応しやすい素地になってるのかも。。。
とかね。

paki20160410sakura2.jpg

携帯電話のカメラでの遠景撮影なのであまりキレイに撮れませんでしたが、雰囲気だけでも。

ぼんやりしてたら、Kくん(夫です)が「こっちこっち」と呼びます。
行ってみると、地面を指さして「ほら、いるよ」と。
しゃがんで見るとちっちゃな蝶々が。

paki20160410benisijimi.jpg

「ベニシジミだよ」(^o^)
うん、知ってる。
ずい分前に教えてくれたよね、覚えてるよ^^

あんまり、てか、殆ど動きません。
でも、羽化したてという翅の色艶でもなかった。
「がおってんなー」(彼のルーツの方言で、弱ってるの意。)
「そなのかな、ダルイだけじゃね?」

ベニシジミは幼虫で越冬し、早春に成虫となります。
春を告げる使者ですね。
そう言えば、蝶はあの世からの使者とも。

小さな体でせっせと生きて、短い命だけど、きっと充実してるんだろうなぁ
もしも、寿命が尽きようとしているのならば、満開の桜の下でとは・・・
そう、前回の記事に少々関連するのですが、まさに父の理想のシチュエーション。
「俺はベニシジミになりたい!」と羨ましがりそうです。

見渡す限り桜、桜、桜。
昨日一日、気怠い春を満喫しました。


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